当社が推進する協働ロボット事業に旧スキューズの持つ食品製造分野への強みが融合し、
フードファクトリー全般に対する幅広いシステムインテグレーションが可能となりました。

  • 事業譲受の背景
    食品製造分野特有の事情が
    協働ロボット事業の阻害要因に

    IDECファクトリーソリューションズは、2017年のロボット事業開始より食品製造分野においても協働ロボットによるソリューション提案を推進していました。
    ただ食品製造分野はその特殊性(※)から特有のノウハウが求められ、お話はいただくもののシステム導入までには至らないケースが多々ありました。

    ※食品工場ならではの特殊事情
    ・食品工場は、狭いスペースで様々な生産をしている
    ・海外からの労働者を積極的に活用しているため、労働安全のスキル徹底が困難
    ・生産に追われていて、物資の移動が頻繁に行き交う工場内環境
    ・協働ロボットに頼った際にはリスクアセスメントに限界がある
    ・人を守るだけでなく、装置を守るためにも、柔軟な選択が必要
     (あえて安全柵を設ける、協働ロボットを使わない、など)

事業譲受の可能性
スキューズからの事業譲渡により、人材不足、ノウハウ不足を解消

中でも当社にとっての最大の課題は食品分野を俯瞰してみることができる人材の不足でした。そんな中、スキューズ株式会社から事業譲渡の話が浮上したのです。
スキューズ株式会社は食品製造分野の改善コンサルティングを中心的な事業としており、当社の課題である人材不足を補完できる、
食品分野での改善コンサルティング、システム納入の豊富な実績を有しておりました。
そして、2021年5月、正式に当社IDECファクトリーソリューションズへの事業譲受が実現することになったのです。

〈事業譲受時点でのスキューズについて〉

●食品分野での幅広い実績を保有
  • 蓋掛けロボット・・・47セル
    移載装置・・・37台
    自動搬送・・・50台

●スキューズが手がけた改善コンサルティング事例(木ではなく森を見る提案が中心)
1生産ラインを俯瞰
  • 多能工化できる仕組み

  • 各工程の不具合(NG)品の回収

  • 各工程の状態管理

を含めてコンサルし提案

2工程を俯瞰
3工場を俯瞰
  • 簡易診断からスマートファクトリーの要件定義を実施

  • 自動化コンサルティングあるいは装置開発

  • ロボット活用にこだわらない提案

以上を俯瞰し最適提案