About Wire Harnessワイヤーハーネスについて
高品質・カスタム対応のワイヤーハーネスで、
産業機器の信頼性を支えます。
当社は制御盤からFA機器まで、産業機器全般で求められるワイヤーハーネスの設計・製造・検査をワンストップで対応できるメーカーです。
ワイヤーハーネスとは?
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ワイヤーハーネスは、複数の電線やケーブルを束ね、端子やコネクタを取り付けて一体化した配線部品です。電力や信号を効率的に伝達し、断線やショートのリスクを低減します。絶縁体や保護材により耐久性が高く、自動車、FA機器、医療機器など幅広い分野で不可欠な存在です。
業界によって呼称は異なり、「配線ハーネス」「ケーブルアセンブリ」などと呼ばれることもあります。近年はEVやIoT機器の普及に伴い、小型化・軽量化や高密度化が進み、国際規格対応や環境負荷低減も重要視されています。 
用途と事例
ワイヤーハーネスは、以下のような用途で活躍しています。
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産業用機器
工場の過酷な環境で稼働する機械を支える重要部品です。
- 産業用ロボット
- 関節部など可動部に専用ハーネスを使用
- 工作機械
- NC旋盤やマシニングセンタなど精密制御に対応
- 半導体製造装置
- 巨大装置内部の複雑な配線を整理

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インフラ・医療機器
高い安全性と信頼性が求められる分野です。
- 医療機器
- MRI、CT、人工透析装置など
- 通信設備
- サーバーラックや通信基地局の配線
- 発電設備
- 太陽光パネル間接続や風力発電の制御システム

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輸送用機器(モビリティ)
自動車、鉄道、航空機など、最も多くハーネスが使われる分野です。
- 自動車(ガソリン車・EV)
- エンジン制御、ライト、エアコン、自動運転センサーなど、
数千本の電線が車内に張り巡らされています - 鉄道車両
- 車両間の連結や運転台からの制御信号に使用
- 航空機・宇宙船
- 軽量かつ高信頼性が求められ、特殊素材のハーネスを採用

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家電・民生機器
身近な電化製品にも欠かせません。
- 大型家電
- 冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジなど
- 鉄道車両
- コピー機、プリンター内部のモーターやスキャナー制御

関係する規格
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- 国内
- JIS、電気用品安全法、JCS
- 海外
- UL、CSA、IEC、EN、ISO
- その他
- MIL、IEEE、NEMA
当社はグローバル対応で、海外向け装置にも安心です。

設計検討の手順
- 1
仕様の策定
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規格対応
UL、CE、CCCなど輸出先規格を確認。
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使用環境
高温ならシリコンやフッ素樹脂、油・薬品環境ならウレタンや特殊ゴム。ロボットなど可動部には「可動用ケーブル」が必須。
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電気特性
電流容量は余裕を持たせ、電圧降下に注意。精密信号線はシールド付きでノイズ対策を。
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機械的ストレス
最小曲げ半径を守り、擦れや衝撃にはコルゲートチューブや編組スリーブで保護。
- 2
ケーブル・コネクタ・端子選定
作業性・安全性・信頼性・互換性を確保できる主要メーカーと型式を選定。供給体制や品質保証も重要。
加工技術
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さまざまな加工技術
ハーネス加工は用途に応じて方法が異なります。振動や衝撃が多い自動車や産業機械では強度重視の圧着加工、環境条件、電気的要求、量産性、信頼性などの要因で最適な加工法が変わるのがポイントです。

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- 1
- 半田加工
(はんだ付け)
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- 概要
- 金属端子や電線を溶融したはんだで接合する方法
- 特徴
- 電気的導通が良好。振動や衝撃に弱い。熱による絶縁体の劣化リスクあり
- 用途
- 電子機器、基板への配線など

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- 2
- 圧着加工
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- 概要
- 専用工具で端子と電線を圧縮し、金属同士を塑性変形させて接合
- 特徴
- 機械的強度が高い。電気抵抗が低い。量産に適している
- 用途
- 自動車、産業機械、FA機器など

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- 3
- カシメ加工
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- 概要
- 端子や部品を変形させて固定する方法
- 特徴
- ネジや溶接を使わず固定可能。強度は圧着よりやや低い場合も
- 用途
- 端子固定、部品組立

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- 4
- 融着
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- 概要
- 電線同士を熱や圧力で一体化させ、素材自体を融合させる接合方法
- 特徴
- 電気的信頼性が高い。振動や温度変化に強い。腐食リスクが低い
- 用途
- 産業機械、車載ハーネス、過酷環境下での配線

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- 5
- 絶縁処理
(スリーブ・
チューブ加工)
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- 概要
- 接合部を熱収縮チューブやスリーブで保護
- 特徴
- 絶縁性が高い。防水・防塵対応可能
- 用途
- 屋外機器、車載、産業機械

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- 6
- 圧接
(IDC:Insulation
Displacement
Connection)
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- 概要
- 絶縁被覆を剥がさず、端子の刃で電線に食い込ませて接続
- 特徴
- 作業効率が高い。信頼性は圧着よりやや低い
- 用途
- 通信機器、制御盤

ワイヤーハーネスメーカー選定のポイント
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品質・信頼性
目視、検査機による全数検査
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カスタム対応力
装置に合わせた設計や小ロット対応、
図面作成など柔軟なサポート -

納期・供給安定性
短納期と安定供給、急な仕様変更にも
対応できる体制 -

コストパフォーマンス
適正価格と長寿命設計でトータルコストを削減、
量産時の最適化提案 -

安全性・規格対応
長期間使用に耐える耐久性と接触不良を防ぐ構造、
ISOやULなどの認証で品質を保証 -

サステナビリティ(環境対応・SDGs)意識
環境負荷低減素材の採用、リサイクル対応、
グリーン調達基準への適合
最近のトレンド
軽量化・小型化
- EVや電子機器のニーズに対応、ワイヤーハーネスも細径化や部材の軽量化が進んでいる
高機能化・高密度化
- 先進運転支援(ADAS)、自動運転、IoT化などにより、高機能・高密度なワイヤーハーネスの開発が進行中
信頼性/高耐久性
- 自動車や鉄道、医療機器用途では耐熱・耐環境・耐振動仕様が求められ、検査体制や品質管理の高度化が図られている
デジタル設計・検査
- 3D設計や自動検査システムの活用で開発リードタイム短縮・品質向上が進められて
自動機での製作
- 手作業から人材不足の情勢にともないトレンド入り
サステナビリティ対応
- 環境に考慮した材料を使用しSDGsに貢献
当社の強み
1
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多品種・小ロットへの柔軟対応
試作や小ロット生産に強みを持ち、設計変更にもスピーディに対応。数千種類の部材を管理し、必要な時に必要な分だけ加工できる体制を整えています。

2
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過酷環境に耐える高信頼性技術
耐油・耐熱・耐震加工やケーブルベア対策、EMCノイズ対策など、24時間稼働する工場や特殊環境に対応する高度な加工技術を保有。

3
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厳格な品質保証とトレーサビリティ
全数導通・耐圧検査、クリーンルーム対応、加工履歴の長期管理など、産業機械に求められる高い信頼性を確保。

4
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半世紀以上の実績とノウハウ
1972年創業以来、幅広い業界で採用される制御機器・ハーネス製品を設計・製造。熟練の手作業技術も強みです。

5
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現場目線の設計提案(VE)
配線のユニット化や誤挿入防止など、装置メーカーのコストダウンと品質向上を支援する提案力があります。制御盤製作および機械装置の製作まで一貫して対応しているため、制御盤内から機内配線までのワイヤーハーネスの最適な提案が可能。


